今回は、北欧の4カ国の暮らしについて
北欧というと、デンマークの建物が比較的小さくて可愛らしい感じですが、デパートなどは品物も豊富でハイセンス。各国によっていろいろ違っているので比較して旅行するのも楽しいものです。
*以下の記事は、旅行パンフやインターネットのシャンティプレマ北欧より取り入れ編集
ノルウェーの国では
壮大な自然が印象的な北欧。自然をこよなく愛するノルウェーの多くの人々は、山や海に
山小屋風のセカンドハウスを持っており、休みとなると家族や友人と自然の中でのんびり
過ごします。
<男女平等の国 ノルウェー>
この国は、ジェンダー・エンパワーメント指数世界第1位に示されるように、最も男女平等
の理念が国民に浸透している国だといわれています。石油などの豊かなエネルギー資源
恵まれ、経済が非常に安定した国という条件にも支えられ、経済的なゆとりや精神的な豊
かさが感じられる国です。「子どもが最優先。「男女平等は当たり前」という言葉が言われ
この国の自信に満ち溢れたパワーが見られます。
<仕事と子育ての両立ができる国>
この国では、70%の女性が家庭外で仕事をしています。充実した育児休業制度、育児休
暇は、80%の有給で1年間、あるいは100%の有給で9ヶ月間がとれるのです。そして父親
も4週間の育児休業がとれる「パパ・クオーツ制度」という画期的な政策があるからです。
スウェーデンの国では
都会的なイメージが強いスエーデンのストックホルムでさえ、昼食には家に戻って食べたりする人も結構多いようです。
<世界一の福祉国家 スエーデンの紹介>
この国の歴史は、ストックホルムの市庁舎を見れば肌で感じることができます。1623年に建てられた中世の城を思わせる建物の1階の”青の間”では、毎年ノーベル賞授与式、晩餐会が行われます。一般公開されているのと同時に、ストックホルム市の一般行政も行われています。
①お金のかからない政治 ②高負担で高福祉 ③教育バウチャー制度があります。
<お金のかからない政治とは?>
まず、選挙は質素です。街の広場に小さな小屋がいくつも建ち、訪ねてくる人たちに政
党のパンフレットや投票の時使う党の候補者リストを配るだけです。日本の騒がしい選挙
と違いますね。日本の知事や市長にあたる首長はなく、地方議会の議長がそれに当た
り、フルタイムで政治に従事します。月2回の議会は、仕事を持っている議員の仕事が終
わってからの夕方に開かれます。議長や議員の報酬は少なく、費用は日本と比べると比
較にならないほど少額です。
<高負担で高福祉の内容は・・・>
国民の納税負担率は所得の約50%を超え北欧諸国の中でも最も高くなっています。
しかし、社会保障の充実している点が凄いのです。「児童手当」は、16歳まで日本円換算
で16800円/月。「両親保険」があり、両性が所得できる育児休業の収入保障制度です。
出産10日前~8歳の誕生日までに両親合わせて最大で450日所得が可能で、収入保障
は、360日まで給与の80%、残りの90日は最低補償額(約1008円/日)が支払われます。
その他に「保育サービス」や「住宅手当」など国として保障しています。
<教育バウチャー制度というと聞きなれないですが・・・日本にない特別の制度>
スエーデンでは100年前から公立と私立学校が共存しています。しかし、日本とは中身
が違っています。公立が無料だけでなく、私学も学費は無料です。公立私学自由に選べ
る方が子供の学力が伸びるという考えからです。この制度によって公立、私立が共存しあ
いそれぞれの良さを引き出しているのです。
フィンランドの国では
フィンランドの北のラップランド地方(今回の旅行では行っていませんが)、先住民がトナ
カイの遊牧をしながら伝統を守った生活をしています。彼らにとってトナカイの数は、預金
額と同じようなもので大切な財産です。
ヘルシンキのシベリウス公園にて 木々の間に突如現れるステンレスパイプと作曲家シベリウスの肖像レリーフが見られます。 |
<学力世界一 フィンランド、教育は平等にが国に政策に・・・>
「フィンランドの教育政策は」すべての国民に教育を受ける平等な機会を提供すること。
就学前教育から高等学校まで学費、福祉サービス、給食、教材全て無料です。そして「教 育の場で格差を作らない」という考え方で、特別支援教育がされています。特別支援専門
先生が、情緒を安定させ子供の意欲を引き出すための方法を取り入れるなど、個人の特
特性に合った丁寧な授業がどの子供にも平等に提供されています。
デンマークの国では
童話作家アンデスセンを生んだ牧歌的で美しい風土と人々のやさしさが満ちている街。
首都コペンハーゲンは、人口約150万人の都市。市庁舎は、中世デンマーク風、北イタリア風、ルネッサンス風がミックスされた建築です。